かんのんさま
観音様
国内
物品・機械
- どんな話か
- 町並みとは反対を向いていた観音堂の向きを立て直したところ、それまで頻発していた落雷や火災がぴたりと止んだという。
- 細部
- この観音堂は長らく町並みとは逆の方角を向いて建てられており、その間、雷が繰り返し落ちたり火災が相次いだりしていた。ある時、堂の向きを町並みのほうへ向くように立て直したところ、それを境に落雷はまったく起こらなくなり、火災も見られなくなったという。建物の向きという物理的な要素が、災いの多寡を左右すると考えられていたことを示す話である。目に見えない力が建築の方角にまで及ぶという感覚が、当時の人々の間で共有されていたのだろう。
- 広まり方
- 1939年の『旅と伝説』所収、田中勝雄「仏寺に縁りある伝説と俗信―丹波国船井郡に於ける―」に記録がある。
- 地域
- 京都府南丹市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ