かんのんさま
観音様
国内
物品・機械
- どんな話か
- 観音堂から差す光を見ると財産を失うといい、盗まれかけた観音像も重くなって難を逃れたと伝わる。
- 細部
- 川本町に伝わる観音堂には、堂内から漏れる光を目にした者は財産を失うという言い伝えがある。かつて盗賊が本尊の観音像を持ち出そうとしたところ、運ぶ途中で急に重量を増し、結局運びきれずに置いて逃げたという顛末が語られている。この光は平時にはあらわれず、世の中で重大な出来事が起こる前触れとして堂の下から放たれるとされ、日露戦争が始まった際にも同様の現象が目撃されたと言い伝えられている。盗もうとした者が痛い目を見る話は、観音像の霊験の強さを示す典型的な語りといえる。
- 広まり方
- 1936年刊行の雑誌『旅と伝説』に、千代延尚寿が石見地方の神仏にまつわる報告として書き残した。
- 地域
- 島根県川本町
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ