こうたくじのかね
荒沢寺の鐘
国内
物品・機械
- どんな話か
- 寺の鐘を土蔵に運んだ家で不思議な出来事が続き、災難を恐れて鐘堂に戻したという話。
- 細部
- 明治維新から間もないころ、この土地の有力な家が、荒沢寺にあった鐘を自分の家の土蔵へ運び込んだ。この鐘は四方に仏像が鋳込まれ、龍をかたどった頭の下に小さな穴が開き、口の周りには唐草模様が施された立派なものであったという。ところが鐘を家に置いてからは、その家で説明のつかない出来事が次々に起こるようになった。これ以上災いが及ぶ前にと考えた家の者は、空いたままになっていた鐘堂へ鐘を戻し、そこに掛けさせたと伝えられている。
- 広まり方
- 1943年の『旅と伝説』に掲載された戸川安章の「羽黒山夜話(五)」に記録がある。
- 地域
- 山形県鶴岡市
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ