べんけいがみずうみにしずめたかね
弁慶が湖に沈めた鐘
国内
物品・機械
- どんな話か
- 弁慶が盗んだ鐘を船で運ぶ途中、湖上で鐘が鳴り出し嵐になったため湖に投げ捨てたと伝わる。
- 細部
- 土浦市に伝わる話では、弁慶が盗み出した鐘を船に積み、湖を渡ろうとした。三又沖まで来たとき鐘が急に鳴り、風が吹き始めて波も荒れ、船が沈みかけたため、弁慶は鐘を湖へ投げ入れた。すると月明かりが現れ、風と波は静まった。鐘は今も湖底に沈み、その場所には渦が巻く。嵐の夜に耳を澄ますと鐘の音が聞こえるとも語られ、この伝承は『旅と伝説』1928年刊の「霞湖礼賛」(下村千秋)に記録されている。
- 広まり方
- 霞ヶ浦を紹介する紀行文として、1928年発行の雑誌に土浦市の伝説が記されている。
- 地域
- 茨城県土浦市
- 年代
- 不明(1920年代に採録)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ