かみさん
カミさん
国内
物品・機械
- どんな話か
- 山から持ち帰ろうとした御神体が急に重くなって運べなくなり、元の場所へ戻すとまた軽くなったという話。
- 細部
- 千本平と呼ばれる山にある松を寺への寄進にあてるために伐採していたところ、木を伐る職人が枝の間に御神体を見つけた。地主のもとへ出向き、このカミさんを譲ってほしいと申し出て許しを得たので、さっそく抱えて家路についたが、途中で急に足が重くなり、一歩も進めなくなってしまった。困り果てて元の場所まで引き返してみると、足取りはたちまち軽くなったという。カミさんが本来あった場所を離れることを望んでいないのだろうと考えた職人は、事の次第を地主に伝えたうえで、御神体をもとの松のもとへ返したと伝わっている。
- 広まり方
- 1980年の『民俗採訪』所収、国学院大学民俗学研究会による広島県高田郡美土里町の報告に記録がある。
- 地域
- 広島県安芸高田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ