かみなり
雷
国内
物品・機械
- どんな話か
- 戸田市に伝わる話で、江戸時代の正保年間、母親を手荒く扱った妹娘が昼寝をしている最中に雷が落ち、娘の体ごと連れ去ってしまったという。
- 細部
- 武州板橋から一里ほど離れた西戸田村に、二人の娘を持つ寡婦が暮らしていた。正保四年五月二十八日のこと、そのうちの妹娘が母親を厳しく打ちすえたのち、疲れたと言ってそのまま昼寝を始めてしまった。すると空が急に曇り出し、やがて大雨が激しく降り出したかと思う間もなく雷鳴が轟き渡った。そして雷はその妹をつかむようにして、そのまま共に姿を消してしまったのだという。母親に対して手荒な仕打ちをした娘が、天から落ちてきた雷によってその場から連れ去られてしまったと、今に伝えられている話である。
- 広まり方
- 1974年刊行の『日本随筆大成 第二期』に収められた神谷養勇軒の随筆『新著聞集』に記録されている話である。
- 地域
- 埼玉県戸田市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ