かみなり
雷
国内
物品・機械
- どんな話か
- 落雷した家に麝香の臍に似た香りのよい塊が残されており、人々はそれを雷糞と呼んで薬に用いたと伝える。
- 細部
- 享保2年6月、この町の民家に雷が落ちた。あとを検めると麝香の臍を思わせる塊が残されており、近寄るとよい香りが立ったという。人々はこれを雷糞と呼び、薬として用いたと伝えられる。落雷という災いが、そのまま珍しい薬種をもたらす出来事として受け取られていたことがうかがえる。雷を天から降りてくるものとみなし、その落ちた跡には何かが残されると考える見方が、こうした短い書きとめの背後にある。
- 広まり方
- 1921年の『郷土趣味』に載る中山太郎「雷神研究」に採られている。
- 地域
- 滋賀県大津市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ