かきのきのもじ
柿の木の文字
国内
物品・機械
- どんな話か
- 薪にしようと割った柿の木の内側に、念仏の六字が黒く浮かび上がっていたという横川の話。
- 細部
- 比叡の横川で、僧坊の前に立っていた柿の木を小坊主が切り倒し、薪にするために割った。断面の中ほどが黒ずんで見えたので、不審に思って師の僧のもとへ持っていったところ、それは南無阿弥陀仏の六字をかたどった模様であった。誰の目にも触れないはずの木の内部に仏の名号が隠れていたという語り口で、修行の場にふさわしい霊験として書き留められている。
- 広まり方
- 1977年刊の『日本随筆大成』第三期、北静廬『梅園日記』に記されている。
- 地域
- 滋賀県大津市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ