かいていのかねのおと
海底の鐘の音
国内
物品・機械
- どんな話か
- 飯盛町沖に盗まれた寺の鐘が沈んでおり、荒波の音はその鐘が鳴っているのだという言い伝え。
- 細部
- 飯盛町の海には、ある寺から鐘を盗み出した者が追っ手に厳しく迫られ、進退窮まって鐘を抱えたまま海へ身を投げてしまったという話が伝わっている。その鐘は今も海底深くに沈んだままだとされ、この一帯で波の音がひときわ高く鳴り響くのは、沈んだ鐘が海の底でなおも鳴り続けているためだと語られている。盗みという人の罪が、いつまでも消えない怪音として土地の記憶に刻まれた話といえる。
- 広まり方
- 1928年の『旅と伝説』に掲載された大庭耀「千々石灘沿岸伝説」に記録がある。
- 地域
- 長崎県諫早市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ