かい
怪
国内
物品・機械
- どんな話か
- 小姓町の槌子坂に、小雨の夜だけ現れて笑い声を立てながら転がる黒い横槌の怪異で、見た者は数日患うという。
- 細部
- 城下の小姓町にある槌子坂という坂道に伝わる怪異である。小雨の降る晩になると、搗き臼ほどもある真っ黒な横槌の形をしたものがどこからともなく現れ、坂の上を転がりまわる。しばらくすると二度ほど笑うような声を立て、続いて雷鳴に似た音と閃光を放って姿を消してしまうという。この光景に出くわした者は、その後二、三日のあいだ体調を崩して寝込むと言い伝えられている。
- 広まり方
- 『日本随筆大成』第2期(1974年)に収録された、鳥翠台北巠『北国奇談巡杖記』に記録がある。
- 地域
- 石川県金沢市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ