かぎさじ
鑰匙
国内
物品・機械
- どんな話か
- 天智天皇三年、庭に出ていた妻の前へ空から鍵が二つ落ち、その家は以後栄えたと伝わる。
- 細部
- 天智天皇の三年のこと、近江国栗太郡に住む磐城村主殷という人物の妻が庭先に出ていたところ、空から鑰匙が二つ落ちてきたという。妻はこれを拾い上げ、夫の殷へ手渡した。すると、そのときを境にこの家は栄えるようになったと伝えられる。天から降ってきた品が一家の繁栄をもたらすという筋立てであり、蔵や戸を開けるための日常の道具が、そのまま富のしるし、吉兆のしるしとして扱われている点が目を引く。
- 広まり方
- 1974年刊行の『日本随筆大成第二期』に収める喜多村筠庭『筠庭雑録』に記されている。
- 地域
- 滋賀県草津市
- 年代
- 飛鳥時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ