かがみ
鏡
国内
物品・機械
- どんな話か
- 鹿沼の山裾が崩れ、公卿の銘がある鏡と銅塔、古銭が掘り出され、同時期に隣村でも同様の古鏡が出土したという話。
- 細部
- 鹿沼のある山の裾に、公卿の万里小路藤房の銘が刻まれた柄付きの鏡や、内部に観音像を納めた銅の塔、それに古い銭が土中に埋まっていたが、大雨によって斜面が崩れたことでこれらが地表に現れ、掘り出されるに至った。ちょうど同じころ、下野国都賀郡の西見野村という場所でも壺が掘り当てられ、その中には同じ種類の古い鏡などが収められていたという。長い年月土の中に眠っていたこれらの霊験あらたかな品々が、期せずして同じ時期に姿を現したのは、神仏の加護によるものであろうと語り手は述べ、まことに不思議な出来事だと結んでいる。
- 広まり方
- 1975年刊行の『日本随筆大成 第一期』に収められた山東京山「歴世女装考」に記録がある。
- 地域
- 栃木県鹿沼市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ