なかののもどるかえるいしとやまいのたたり
中野の戻る蛙石と病の祟り
国内
物品・機械
- どんな話か
- 動かしても翌日には元へ戻る石で、買い取った資産家は病み、返すと快癒したという。
- 細部
- 箱山峠へ向かう道の途中に蛙石と呼ばれる石がある。脇へ押しのけても、翌日にはいつのまにか元の位置に戻っているといわれた。あるとき資産家がこの石を買い取って屋敷へ運んだところ、当人が病に伏せった。さらにその家の土蔵に大きな蛙が現れ、一晩じゅう、あの山へ帰してくれと訴えるかのように鳴き続けたという。そこで石をもとの山へ寄付し直すと、病はほどなく癒え、蛙の姿も見えなくなった。石が場所に属し、動かせば祟るという発想を示す話である。
- 広まり方
- 1932年の『郷土』に載る安間清の下高井郡・石さまざまに記録がある。
- 地域
- 長野県中野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ