じゅうじか
十字架
国内
物品・機械
- どんな話か
- 永禄年間、平戸を離れて横瀬浦へ移った宣教師たちの前に、空を彩る黄金の十字架が現れ、布教の吉兆と受け止められたという。
- 細部
- 永禄年間のこと、平戸の町人たちと南蛮船に乗る異国の人々とのあいだで激しいいさかいが生じ、これを機に宣教師たちは平戸の地を去り、横瀬浦を新たな拠点とした。異国の船が横瀬浦の湾に姿を見せたとき、入り江の上空には金色にまばゆく光る十字の形が浮かび上がったと語り継がれている。宣教師たちはこの不思議な光を、キリシタンの教えがやがて盛んになる前触れと信じて喜び、その光が現れた真下にあたる小島に黄金造りの十字架を建立し、聖地として扱うようになったという。
- 広まり方
- 1928年の『旅と伝説』に掲載された早川孝太郎「切支丹風の伝説」に記録されている。
- 地域
- 長崎県平戸市
- 年代
- 戦国時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ