じょろういし
女郎石
国内
物品・機械
- どんな話か
- 男を慕ったまま死んだ女の魂が石になったと伝わる、人の形をした四尺ほどの石。
- 細部
- 随筆には、三河国宮地山の麓にある三頭山長福寺の境内に、女の姿をした高さ四尺ばかりの石があると記されている。これは昔、ある男に思いを寄せながら添うことができずに世を去った女の魂が、そのまま石へ変じたものだと語られていた。石の輪郭を人の姿と見立て、その由来を叶わなかった恋に求めるかたちの伝えであり、境内という祈りの場に置かれていることで、供養の対象としても扱われていたことがうかがえる。
- 広まり方
- 1976年刊の『日本随筆大成第1期』所収、大朏東華『斉諧俗談』に記録がある。
- 地域
- 神奈川県松田町
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ