じょんふらむしんこう
ジョン・フラム信仰
John Frum
国外
流言・風説
- どんな話か
- いつか大量の物資(カーゴ)を携えて再来するというアメリカ人兵士『ジョン・フラム』を信仰する、バヌアツのタンナ島に実在するカーゴカルト信仰。
- 細部
遅くとも1930年代後半までには成立していたとされ、山の神ケラペラムンへの土着信仰を土台にしていたとみられる。第二次世界大戦中に米軍がおよそ5万人駐留し、ジープや無線機、缶詰などの物資が島民に衝撃を与えたことで信仰は大きく強まった。信者たちは滑走路を作り星条旗を掲げ、軍隊式の行進を行うなど、カーゴの再来を願う儀式を続けてきた。『ジョン・フラム』という名前自体、『アメリカから来たジョン(John from America)』がなまったものとする説が有力だが、実在の人物として確認された記録はない。
現在もタンナ島の村では毎年2月15日に『ジョン・フラムの日』の祭礼が行われているが、信者数はキリスト教の普及などにより1990年代の5000人超から2022年時点では500人未満まで減少している。
- 広まり方
- 1930年代から島の預言者的人物の教えとして口承で広まり、第二次大戦中の米軍駐留を機に拡大、以後は人類学者の調査や報道を通じて世界的に知られる『カーゴカルト』の代表例として紹介されている。
- 地域
- バヌアツ、タンナ島
- 年代
- 1930年代〜
- 検証状況
- 口承で流布
口伝えや報道で広まり、明確な起源が特定されていない。 - タグ