うごかぬじぞうそん
動かぬ地蔵尊
国内
物品・機械
- どんな話か
- 寺を移すとき地蔵だけが十沢より先へ進まず、その場に安置されたと伝わる。
- 細部
- 長岡台地の西の端、寺原の地にはかつて澄心寺が建っていた。この堂宇を上棚へ移すことが決まり、堂宇とともに境内の仏も運ぶことになったが、地蔵尊だけがどうしても十沢から先へ動かなかったという。人がいくら力を尽くしても進まないので、やむなく今ある場所にそのまま据えて祀ることにした。仏像が自らの意思で場所を選ぶという語りは各地にあり、寺の移転という現実の出来事と、旧地に残された石仏の存在とを結びつけて説明する働きを持っている。
- 広まり方
- 1989年刊『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の口頭伝承の章、地蔵の伝説の項に記録がある。
- 地域
- 長野県箕輪町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ