しずおかのうごかぬすすけじぞう
静岡の動かぬすすけ地蔵
国内
物品・機械
- どんな話か
- 夏の暑い日、沼のそばですすけた地蔵が動かなくなり、僧の読経でようやく動いたという言い伝え。
- 細部
- 夏の暑い盛り、子供たちが沼へ泳ぎに出かけたところ、そのそばにあった地蔵様がすっかりすすけて汚れているのに気がついた。動かそうとしても、何人がかりで力を合わせてもびくともしなかったという。村人たちはこれを地蔵様が何かに怒っているしるしだと受け止め、僧を呼んで読経をしてもらうことにした。すると、それまで頑として動かなかった地蔵様が、読経とともにようやく動いたと伝えられている。地蔵という身近な信仰対象であっても、粗末に扱われたり汚れたままにされたりすれば機嫌を損ねるという感覚が、この話の背景にはうかがえる。
- 広まり方
- 1955年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会による静岡県庵原郡両河内村調査の記録に基づく。
- 地域
- 静岡県静岡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ