あさひまちのじぞうころがしとつるのたえ
朝日町の地蔵ころがしと蔓の絶え
国内
物品・機械
- どんな話か
- 朝日町野々山の虚空蔵様の地蔵が川に流れ着いた話と、北条氏に封じられて蔓が絶えたという地蔵ころがしの伝承。
- 細部
朝日町の野々山にある虚空蔵様には、かつて3体の地蔵が祀られていたという。ある出来事で、太郎と呼ばれる場所へ向けてこの地蔵を藤蔓でつなぎ山から下ろしたところ、川に転落してそのまま流れていってしまった。下流にあたる水口という土地の川べりで、誰かが助けを求めるような声が聞こえたため確かめに行くと、そこに件の地蔵様が流れ着いていたのだという。加えて、虚空蔵様の裏側には地蔵ころがしという地名が残っている。
この場所は、地蔵様が北条方の手で動きを封じられたときに、蔓で体をくるまれて坂を転がされたゆかりの土地だと伝えられている。これが原因なのか、以後千年にわたって野々山では蔓草がまったく育たなくなり、家畜のための飼料集めに村人たちが苦心したとも伝わっている。
- 広まり方
- 1982年の『民俗採訪』に掲載された国学院大学民俗学研究会「山形県西村山郡朝日町旧西五百川村」に記録がある。
- 地域
- 山形県朝日町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ