かえってきたじぞう
帰ってきた地蔵
国内
物品・機械
- どんな話か
- 八十年ほど失われていた地蔵像が、ある日ひとりでに元の壇上へ戻っていたという話。
- 細部
- 松本領のある郷に地蔵堂が建っていた。ところが八十年ほど前、堂に安置されていた地蔵の像が失われてしまい、行方は知れないままだった。それから幾年も過ぎた享保三年八月十五日、どこから来たとも分からぬまま地蔵大士の像が現れ、もとの壇の上に据えられていたという。誰が運んだのか、失われた像と同じものなのかは語られていない。像がみずから戻ったとしか説明のつかない出来事として、随筆に書き留められた。
- 広まり方
- 天野信景の『塩尻』に載る話で、1977年刊の『日本随筆大成』第三期に収められている。
- 地域
- 長野県松本市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ