じしんのおうぎ
地神の扇
国内
物品・機械
- どんな話か
- お告げに従い万年橋で拾った扇で仰いでもらうと、寝たきりだった玉吉の病が治り、村の病人も治したという。
- 細部
笛吹市八代町に伝わる話である。夢でお告げを受けた玉吉は、朝早くに万年橋へ向かい、告げられた通りに一本の扇を手に入れた。長らく家から出たことのなかった玉吉が急にいなくなったため、家では大騒ぎになっていたが、玉吉はぼろぼろになったその扇で自分を仰ぎながら無事に帰ってきたという。この家は大きな水害のあと建て直されていたものの、地神を改めて祭ってはいなかったため、これを機に屋敷神を建てて地神祭を行うことにした。
しばらくすると玉吉の体はすっかりよくなり、以前のように仕事に出られるようになったという。これを聞きつけた村人たちは、病気になるとこの扇で仰いでもらうようになり、仰いでもらうとたちまち病が治ったと伝えられている。
- 広まり方
- 1940年刊『民間伝承』掲載、土橋里木「地神とオタッチュウ」に記録がある。
- 地域
- 山梨県笛吹市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ