じいし
爺石
国内
物品・機械
- どんな話か
- 駕籠かきに金を奪われ谷へ投げ落とされた老夫婦が、山中で爺石と婆石になったという。
- 細部
- 松代の裕福な老夫婦が、上田に住む娘に孫が生まれた祝いに出向こうと駕籠で地蔵峠を越えた。ところが雇った二人の駕籠かきは性根の悪い者で、金剛寺峠にさしかかると夫婦から金を奪い、駕籠ごと山中へ放り投げて逃げ去った。転げ落ちた老人は斜面の途中で止まって爺石となり、老女は林の中で止まって婆石となった。空の駕籠は山の神のそばまで落ちて籠岩になったと伝えられる。峠道に散らばる三つの岩が、一つの事件の名残として結び付けられている。
- 広まり方
- 1987年刊の『長野県史 民俗編 東信地方 ことばと伝承』第12編口頭伝承、細川修・松本清人による石の伝説の項に載る。
- 地域
- 長野県上田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ