じごくいし
地獄石
国内
物品・機械
- どんな話か
- 山家神社の境内に立つ石の穴は地獄まで通じ、耳を当てると釜の煮える音がするという。
- 細部
- 山家神社の境内の北側に、高さ一メートルほどの石が立っている。その上の方には直径三センチほどの穴が開いており、この穴は地獄まで達していると言い伝えられてきた。耳を寄せると、地獄の釜が煮えたぎる音が聞こえるという。石の小さな空洞を異界への通路と見立てる語りであり、参詣に訪れた者が実際に耳を当てて確かめられる点で、体験を伴う怪異になっている。境内という聖域に地獄が口を開いているという取り合わせも印象深い。
- 広まり方
- 1987年刊の『長野県史 民俗編 東信地方 ことばと伝承』の口頭伝承、石の伝説(細川修・松本清人)に記録がある。
- 地域
- 長野県上田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ