じび
地火
国内
物品・機械
- どんな話か
- 孫右衛門という百姓の家に自然に燃え続ける炎があり、樋を通して隣家の明かりにも使われたという話。
- 細部
- 越後国のある百姓、孫右衛門の家には地火と呼ばれる自然に生じた炎があったという。この炎は絶えることなく燃え続け、竹の樋を壁越しに隣家まで引き通してあったため、隣家では灯りをともさなくても夜なべ仕事ができたと伝わる。土地から自然に発する火を生活の明かりとして分け合っていたという珍しい事例である。人の手を離れた自然の炎が、暮らしの実用に転じた点が興味深い。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成第二期』所収、百井塘雨『笈埃随筆』に記録がある。
- 地域
- 新潟県三条市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ