いうなりじぞう
言成地蔵
国内
物品・機械
- どんな話か
- 下馬せずに通ろうとした侍に斬られた地蔵で、袈裟に巻かれた姿を見ると目が潰れるという。
- 細部
- この地蔵堂の前は、馬に乗った者も必ず降りて通るのがならわしだった。あるとき侍が馬のまま通りかかり、馬子が下りるよう促したのを聞き入れずに進もうとして、堂の前で落馬した。腹を立てた侍は地蔵を袈裟懸けに斬りつける。斬られた地蔵は新福寺の和尚の夢枕に現れ、痛くてたまらないので傷口を布で巻いてほしいと願い出た。今も像は袈裟で固く巻かれており、それを目にした者は目が潰れると伝わる。斬りつけた侍はほどなく病で死んだという。
- 広まり方
- 1990年刊の『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』の口頭伝承の章、地蔵の伝説の項に複数の記録がある。
- 地域
- 長野県塩尻市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ