いうなじぞう
言うな地蔵
国内
物品・機械
- どんな話か
- 峠の小さな地蔵が口止めを迫る殺人者へ言葉を返し、その一言が男の自首を招いたと伝わる。
- 細部
- 栃の木峠のわきに小さな石地蔵が据えられている。かつてこの場で人を手にかけた男が、そばに立つ地蔵へ向かって他言無用を迫った。すると地蔵は、自分は黙っていよう、ただしお前こそ口を滑らせるな、という意味の返答をしたという。その言葉が胸に刺さって離れず、耐えきれなくなった男はやがて自ら罪を届け出た。以来この地蔵は、そのときの一言にちなんだ名で呼ばれている。
- 広まり方
- 1970年刊『余呉村の民俗―滋賀県伊香郡余呉村―』の第九章、東洋大学民俗研究会による口承文芸の報告に載る。
- 地域
- 滋賀県長浜市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ