おおやまちょうのしおをだすいしうす
大山町の塩を出す石臼
国内
物品・機械
- どんな話か
- 貧しい弟が乞食坊主から授かった望みの物が出る石臼を、欲深い兄が奪って海に沈めてしまったという話。
- 細部
- 大晦日の夜、宿を求めてやってきた旅の乞食坊主を、欲張りな兄は追い返したが、貧しい弟のほうは快く家に泊めてやった。坊主は礼にと、望むものが何でも出てくるという不思議な石臼を弟に授けて去っていく。それを知った欲深い兄は弟から石臼を借り受け、自分のものにしようと企んで海へ持ち出し、塩を出させてみたものの止め方が分からなくなってしまう。あふれ出る塩とともに、兄は石臼もろとも海の底に沈んでしまったといい、海の水が塩辛いのはこのためだと語られている。
- 広まり方
- 1979年の『伝承文学研究』所収、宮岡洋子「円岡邦枝媼の語る昔話―鳥取・中山町の昔話(一)―」に記録がある。
- 地域
- 鳥取県大山町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ