じんせきこうげんちょうのちをながすいしがみ
神石高原町の血を流す石神
国内
物品・機械
- どんな話か
- 旅人の忘れ包みが岩の上に何度も現れ、中の玉串を神体として石を祀ったところ割ろうとすると血を流したという。
- 細部
- 伊勢参りの途中であった旅人が、ある岩の上に包みを置き忘れていった。それを見つけた村人はいったん取り除いたものの、なぜか翌日にはまた同じ岩の上に包みが戻っており、これが幾日も繰り返された。不思議に思って中身を確かめてみると、玉串が納められていたため、村人たちはこの岩を神の宿る場所として祀ることにしたという。ところがのちに、ある石屋が商売道具ののみを使ってこの岩を割ろうとしたところ、切り口から鮮やかな赤い血が噴き出したと伝えられる。さらにこの岩は年を追うごとに大きくなり続け、ついには天にも届くほどの高さにまで育ったのだという。
- 広まり方
- 1978年の『広島県史 民俗編』に収録された村岡浅夫「Ⅴ 四:2 厳島伝説の周辺」に記録がある。
- 地域
- 広島県神石高原町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ