おだわらのちをながすちくじょうのいし
小田原の血を流す築城の石
国内
物品・機械
- どんな話か
- 築城の石材にしようと鑿を入れると血が流れ、その夜に北条早雲の夢へ守り本尊が現れたという石。
- 細部
- 城普請の石を切り出そうとした石工が、大きな石の首にあたる部分へ鑿を当てたところ、そこから血が滴ったという。その晩、北条早雲の枕元に立った者があり、自分は北条の守り本尊であり、信を置くならば必ず事は成ると告げて消えた。石を傷つけたことが凶事に転じるのではなく、逆にその家の守護を約束する場面へ結びついているのが特徴で、石材の由来と一族の正統性を同時に説明する話になっている。
- 広まり方
- 1996年の『常民文化研究』所収、石崎敬子「小田原市周辺の口承文芸」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県小田原市
- 年代
- 戦国時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ