おとこがみいし
男神石
国内
物品・機械
- どんな話か
- 釧路の築港工事でアイヌの男神石に穴をあけようとした石工が急死し、儀式のうえ神石の頭部を神社に納めたという話。
- 細部
- 釧路で港を築く工事が進められていたころ、アイヌの人々がピンネカムイシュマ、日本語でいう男神石と呼び習わしていた岩があった。この岩に発破をかけるための穴を開けようとした石工がいたが、石は一声大きくうなったかと思うと石工はその場に倒れ、三日後には正気を失った末に亡くなってしまったという。これを重く見て、アイヌの人々にはカムイノミという儀式を、和人の神主には別にお祓いをしてもらうことになった。そのうえで男神石の頭にあたる部分だけを丁重に切り出し、厳島神社へ奉納したと伝えられている。
- 広まり方
- 1960年の『民間伝承』所収、佐藤直太郎「釧路アイヌと知人岬の神石」に記録がある。
- 地域
- 北海道釧路市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ