こおりやまのおちてたったふどういし
郡山の落ちて立った不動石
国内
物品・機械
- どんな話か
- 河原に落ちてきて立った石は不動明王として祀られ、真言「カンマンバラン」の名で運ばれた。
- 細部
- 郡山市湖南町に伝わる話では、河原で二人が昼寝をしていたところ、大きな音とともに石が落ちてきて地面に突き立った。驚いた二人が「観音様でも祀ろうか」と話し合っていると、若松から調査に来た人物が「北森の滝に不動を祀れ」と告げたため、この石を不動明王として祀ることになったという。村の人々が集まり「カンマンバラン」と唱えながら、この石を今の滝から一里ほど離れた場所へと運んだと伝えられる。「カンマンバラン」とは不動明王の真言、すなわちその名を表す呪文であるとされる。突如として出現した石に神仏の意志を見出し、地域ぐるみで祀り上げていく過程を伝える話である。
- 広まり方
- 1970年の『猪苗代湖南の民俗:福島県郡山市湖南町三代』所収、東京女子大学史学科郷土調査団の口承文芸(伝説)の記録による。
- 地域
- 福島県郡山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ