ふくやましのたもとにもどるみやじまのいし
福山市の袂に戻る宮島の石
国内
物品・機械
- どんな話か
- 宮島参りの帰りに袂へ入り込んだ小石を海に捨てても戻り、神のお告げで祀られてから大きく育った。
- 細部
- 福山市駅家町に伝わる話によると、太郎左衛門という人物は毎年欠かさず安芸の宮島へ参詣していた。ある年の帰路、乗り込んだ船の中でふと袂に手を差し入れると、覚えのない小石が入り込んでいた。不審に思って海へ投げ捨てても、気づけばまた同じ石が袂に収まっている。その夜、明神が夢枕に現れたことから、話を聞いた村人たちはこの石を大切に祀ることにした。祀られた当初は袂に納まるほどの小さな石にすぎなかったが、歳月とともに少しずつ育ち、今では高さ一尺七、八寸、周囲二尺二、三寸ほどの大きさになっているという。
- 広まり方
- 1978年刊『広島県史 民俗編』所収、村岡浅夫「厳島伝説の周辺」に記録がある。
- 地域
- 広島県福山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ