ふじよしだのせんぞをあてるいし
富士吉田の先祖を当てる石
国内
物品・機械
- どんな話か
- 西山権現の御霊を宿すという石に触れると先祖三代ほどのことまで分かるとされ、よく当たると評判だった。
- 細部
- 富士吉田市向原の雨坪に住むAさんの家では、アゲボトケと呼ばれる占いの作法を行っていた。そのもとになっているのは一つの石で、Aさんのおばあさんが西山の温泉に出かけた際、後光が差しているように見えるその石を見つけたことに由来する。おばあさんはその石に西山の権現様の御霊を分けて宿してもらい、持ち帰ったのだという。以来、この石に触れて占いを行うと、三代ほど前の先祖にまつわることまで言い当てることができるとされ、実際によく当たると評判になった。温泉地で見出された石が、家の守り神として代々受け継がれてきた例である。
- 広まり方
- 1983年の『向原の民俗(上)』(山梨県富士吉田市、都留文科大学民俗学研究会)信仰・俗信の項に記録されている。
- 地域
- 山梨県富士吉田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ