いきいし
生石
国内
物品・機械
- どんな話か
- 和賀川の大水を機に洞から動き出し、二十年かけて一町も上流へ遡ったという巨石を生石という。
- 細部
- 石が川をさかのぼって移動することがあるといわれる。和賀郡の川にある巨大な石は、かつて和賀川が大水に見舞われた際、それまで洞の中にあったものが動き出し、二十年ほどの歳月をかけて一町(約百メートル)ほど上流へ移動し、現在の位置に落ち着いたのだと語られている。このように自らの意志を持つかのように動く石を、生石と呼んでいる。人の手を借りずに岩そのものが場所を変えるという発想は、川の力を石の生命力として捉える見方の表れだろう。
- 広まり方
- 1929年の『旅と伝説』所収、橘正一「昭和の伝説四題」に記録がある。
- 地域
- 岩手県北上市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ