いちょう
銀杏
国内
物品・機械
- どんな話か
- 大火の際に水を吐いて延焼を防いだ銀杏を、実を結ばぬからと切ろうとしたら夢に武士が現れて頼み、伐採は断念されたという。
- 細部
- かつて大火が起こった際、その熱と炎から周辺の民家を守るように、一本の銀杏の木が水を吐いて延焼を食い止めたという言い伝えがあった。ところがこの銀杏は実を結ぶことがなかったため、持ち主はついに木を切ろうと考えるようになる。すると、その夜の夢の中に一人の武士が現れ、実を結ぶ代わりにどうかこの銀杏を切らないでほしいと頼んできた。折悪しく、伐採を担うはずだった人夫までもが高熱で倒れてしまったため、持ち主は結局、木を切ることを断念したと伝えられている。
- 広まり方
- 1939年の『郷土研究上方』所収、ちさと山人「天満橋筋の銀杏に就て」に記録がある。
- 地域
- 大阪府大阪市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ