いぼとりのいし
イボ取りの石
国内
物品・機械
- どんな話か
- 八幡宮の石でイボをさすると治るが、偽って河原の石を渡した男が顔中にイボを噴き出した話。
- 細部
- 更級の八幡宮の社殿にある石は、借り受けてイボをこすれば落ちるとされ、治った暁には数を倍にして返す決まりだったという。1960年ごろ、信州新町の男が友人からその石を頼まれたものの受け取るのを失念し、手近な河原の石でその場をつくろった。友人は快癒して礼を述べたが、男が種明かしをして嘲ったとたん、当人の顔じゅうに小さな粒が浮き上がったと語られる。信仰を軽んじた者に報いが返る形の話である。
- 広まり方
- 1961年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会による長野県上水内郡小川村の調査報告に記録がある。
- 地域
- 長野県小川村
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ