ほけきょう
法華経
国内
物品・機械
- どんな話か
- 仮の内裏として使われた聖護院で、経を除けたはずの内侍所の棚に法華経が再び現れていたという怪異。
- 細部
- 御所が使えなくなった折、聖護院が仮の内裏として用いられ、天皇はそこで過ごしたのち別の仮殿へと移った。ところがその翌日、聖護院の中で仮の内侍所にあてられていた広間の袋棚を検めると、そこに法華経が一巻置かれていた。聖護院はもとより寺であるから、経典があること自体は自然だとも言える。しかし先月まではその部屋が内侍所として使われており、宮中の用に供する間は経典の類はすべて取り除かれていたはずだった。にもかかわらず経がそこに戻っていたことが、奇怪な出来事として書き留められている。
- 広まり方
- 1975年刊『日本随筆大成』第一期、橋本常亮『橘窓自語』に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ