おだわらのおをひくきいろいひとだま
小田原の尾を引く黄色い人魂
国内
物品・機械
- どんな話か
- 尾を引いて飛ぶ黄色い玉の目撃談で、これが通ると近く誰かが亡くなると言われた。
- 細部
- 子どもの頃に見たという語りでは、直径二十センチほどの黄色みを帯びた玉で、後ろに尾のようなものを引いていたという。土地ではこれが飛ぶと近いうちに人が死ぬと言われており、目にすること自体が凶事の前触れとして受け取られた。別の証言は夕暮れどきのもので、流れ星に似た光がさほど高くない空をすっと横切っていったという。細部の描写は語り手ごとに異なるが、低い空を滑るように動くという点は共通しており、そこが星や雷とは区別される根拠になっている。
- 広まり方
- 1996年の『常民文化研究』所収、石崎敬子「小田原市周辺の口承文芸」の二件の聞き書きによる。
- 地域
- 神奈川県小田原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ