ひとだま
人魂
国内
物品・機械
- どんな話か
- 神川町の俗信で、人が死ぬおよそ2か月前から屋根の棟で大きな音がして、一間ほどの青い尾を引く火の玉が現れるといい、その人魂が出るとやがて本人はぼんやりして死に至るとされる。
- 細部
- 神川町に伝わる人魂の俗信。人が亡くなる二か月ほど前になると、その人の住む家の屋根の棟のあたりで大きな音がするようになり、そこから人魂が現れるという。この人魂は一間ほどの長さの青い火の尾を引きながら現れるとされるが、不思議なことに、まさに死を迎えようとしている当人の家族の目には、その姿は見えないのだという。屋根の棟から人魂が現れるようになると、やがて本人はポーッとしたぼんやりとした様子になり、そのまま死を迎えることになると語られている。人の生命が尽きる兆しを、屋根の音と青い火の玉によって知らせる話として伝えられてきた。
- 広まり方
- 新編埼玉県史 別編2(民俗2)(1986年)第九章第五節、内田賢作の記録による。
- 地域
- 埼玉県神川町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ