ひとだま
人魂
国内
物品・機械
- どんな話か
- 飛ぶ人魂に向けて着物の下前で捉える仕草をしながら唱え言を述べると、重病人の容体が持ち直すことがあるとされた。
- 細部
- 夜道などで人魂が飛ぶのを見かけたとき、その正体を尋ねながら自分の着物の下前でそっと受け止めるしぐさをする唱え言葉が伝えられていた。文句の中では見知らぬ相手に呼びかけ、着物の裾で掬い止めるとうたっており、これを実際に病人の枕元などで唱えると、危篤に近い状態だった重病人が息を吹き返すように持ち直した例があったという。人の魂そのものと結びつけて生死に関わる力を認めていたことがうかがえる。
- 広まり方
- 1952年の『兵庫民俗』に掲載された、森俊秀「ショウネンダマの話―神戸近郊の経験とその分類―」に記録がある。
- 地域
- 兵庫県明石市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ