ひとだま
人魂
国内
物品・機械
- どんな話か
- 夜間に空中を漂う青白い火の玉で、死者の体から離れた魂であると古くから信じられてきた。
- 細部
- 人魂は死者の体から離れた魂とされる怪火で、沖縄県今帰仁村では出産前に現れる「タマガイ」、千葉県印旛郡では死の2~3日前に体から抜け出して縁者を訪れる「タマセ」など、地域ごとに呼び名と言い伝えが異なる。青・橙・赤などの色で尾を引きながら低空を漂うように飛ぶと描写される。別の記録では、タマガイは土地によって人を死に追いやる怪火ともされ、タマセの音は縁の深い人にしか聞こえない。28歳まで見なかった者には夜道で「会いましょう、会いましょう」と現れるため、見たふりをする言い伝えも記録されている。
- 広まり方
- 正体については、遺体から発生するリン化水素の自然発火説、蛍などの発光昆虫説、流星の誤認説、沼地のガス説など複数の科学的仮説が提示されてきた。1980年代には物理学者・大槻義彦が空中プラズマ説を唱えるなど、現代でも度々検証の対象となっている。夜空に浮かぶ正体不明の光を怪異と結びつける発想は、現代の謎の光の目撃談・都市伝説にも共通する。
- 地域
- 全国(沖縄県、千葉県印旛郡など)
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ