ひのうのめん
ひのうの面
国内
物品・機械
- どんな話か
- 触れてはならぬ神を彫った面を顔に当てた禰宜が国中を見通し、その後一家が狂い死んだと伝わる。
- 細部
- 神原に伝わる面のうちの一つに、ひのうという神を彫ったものがある。あまりに恐ろしいため神意に障らぬよう遠ざけられていたが、百年ほど前に禰宜がこれを顔に当てたところ、日本国中が一目で見渡せたという。驚いて家へ戻ると、馬も老婆も狂い、女房は子を手にかけて自らも死んでいた。禰宜自身もほどなく亡くなり、以後この屋敷に住む者には気の触れる者が多いと語られるようになった。見てはならぬものを見た代償が家ごと及ぶ話である。
- 広まり方
- 1929年の『旅と伝説』所収、早川孝太郎「手作りの面」に記録がある。
- 地域
- 長野県天龍村
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ