ひなさま
雛様
国内
物品・機械
- どんな話か
- 父から三年で一人前になれと言われた兄弟のうち、弟は奉公先で得たみすぼらしい雛のおかげで盗みの名人になったという話。
- 細部
- 昔、ふたりの息子をもつ父親が、それぞれに向かって三年のうちに一人前の腕を身につけて帰って来るようにと言い渡した。兄のほうは修業を積んで、やがて腕の確かな大工に育っていた。一方の弟は、奉公先でみすぼらしい雛人形をひとつ譲り受けたのだが、これを肌身離さず持っていたところ、いつしか人も驚くほど鮮やかな盗みの技を身につけ、名うての泥棒になっていたという。
- 広まり方
- 1934年の『旅と伝説』に掲載された能田太郎「盗人雛さん」に記録がある。
- 地域
- 熊本県南関町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ