ひきうす
挽臼
国内
物品・機械
- どんな話か
- 淵の主から届け物を頼まれた男が、その礼にもらった石臼で黄金を得て長者になったという昔話。
- 細部
- 遠野の孫四郎という男が閉伊川の腹帯ノ淵のほとりを通りかかると、淵の中から若い女が現れ、物見山の沼の主宛てに手紙を届けてほしいと頼まれる。道中、旅の六部がその手紙をこっそり書き替えてくれたおかげで、届けた先からは小さな石臼を授かった。米粒を入れて回すと黄金の粒がこぼれ出るという不思議な臼で、孫四郎はこれによって長者となったが、やがて女房が欲を出したことで臼は失われてしまったという。
- 広まり方
- 1929年刊『旅と伝説』新年号所収、佐々木喜善「黄金の挽臼―二、手紙の秘密―」に記録がある。
- 地域
- 岩手県遠野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ