ひきいし
蟇石
国内
物品・機械
- どんな話か
- 赤鬼から隠れた男を救った蟇の形の石が、鬼とのにらめっこに勝って相手を死なせたという岩。
- 細部
- 赤鬼と出くわした男は、恐ろしさのあまり足が動かず、そばにあった石にしがみついて息を殺した。鬼は男を見つけられず、代わりにその石が蟇のような格好をしているのに目を留め、にらめっこを挑んだ。石であるから当然まばたきもせず微動だにしない。相手がいつまでも動かないので、鬼のほうが先に怖じ気づき、ついに死んでしまったという。人が隠れるための遮蔽物が、そのまま鬼を退ける存在へ転じる筋立てになっている。
- 広まり方
- 1984年の『伊那』所収、本島宏一「鼎の伝説 切石の伝説」に記録がある。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ