ひかりもののれいぼく
光り物の霊木
国内
物品・機械
- どんな話か
- 碓氷川の氾濫後に見つかった芳香を放つ霊木が少林山に祀られ、後に達磨像となって寺の起源となった。
- 細部
- 碓氷川が氾濫した際、夜中に光るものが川面に現れたことがあった。翌朝になって確かめると、それはえもいわれぬ芳香を放つ古木であり、観音様がこの地へ引き寄せたに違いないと考えられて少林山の観音堂に納められた。それから数十年を経たのち、一了居士という人物が霊夢のお告げを受けて山に登り、一刀ごとに三度礼をするほどの敬虔さでその霊木から達磨の座禅像を彫り上げたという。折しも同じ頃、碓氷川にはまた別の古木が流れ着いており、その木にあった大きな穴が達磨像を納める龕にちょうどよい大きさだったとも伝えられる。これらの話が広まると参詣する人々が絶えず訪れるようになり、ついに一寺が開かれた。これが少林山達磨寺の起こりであるという。
- 広まり方
- 1935年刊『旅と伝説』所収、岩崎安重「群馬県の伝説による玩具」に記録がある。
- 地域
- 群馬県高崎市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ