いしづちのわらじ
石鎚のわらじ
国内
物品・機械
- どんな話か
- 石鎚登拝に履いたわらじは霊山を踏んだ力を帯びるとされ、変化のものを退けるため畑へ持ち込まれた。
- 細部
- 石鎚山へ登拝するにあたっては、一週間ほど前から朝ばらいをして身を清め、家にはシメを張って備えた。帰ってからは行落としと呼ぶ手続きを踏んで日常に戻る。登拝に履いていったわらじは、霊山を踏んだありがたいものとして捨てずに持ち帰り、ヤマと呼ぶ畑へ持っていく決まりだった。変化のものがそれを恐れて近寄らないからだという。信仰の場で得た力を農地の守りへ転用する考え方が表れている。
- 広まり方
- 1960年刊『あゆみ―ふるさとの民俗―』の「伊方の民俗 加周の漁法習俗」(森正史監修)に記録がある。
- 地域
- 愛媛県伊方町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ