はす
蓮
国内
物品・機械
- どんな話か
- 地蔵院の池に生える異形の蓮で、花頭が複数つき花が落ちず、他所へ移すと並の蓮になるという。
- 細部
- 蒲生郡の地蔵院にある池には、ふつうとは違う蓮が育っていたと記されている。一つの茎に二つから五つもの花の頭がつき、時季が過ぎても花が散り落ちない。柄を折っても、蓮につきものの細い糸が引かれることもないという。ところがその種を採って別の土地へ植えてみると、何の変哲もない並の蓮にしかならなかったと伝えられる。異常さが植物そのものに備わっているのではなく、この池という場に宿っていると考えられていたことになる。
- 広まり方
- 1979年刊『続日本随筆大成』に収める河野鐵兜『掫觚』に見える。
- 地域
- 滋賀県竜王町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ