はす
蓮
国内
物品・機械
- どんな話か
- 干していた蓮の葉が次々に宙へ浮かび上がり、そこから白鶴が現れて虚空へ昇っていったという奇譚。
- 細部
- 鷲田村で百姓をしていた磯八という男は、6月11日、刈り取った蓮の葉を瓦野という場所に広げて干す作業をしていた。ところが翌日の朝4時ごろになると、干してあったはずの蓮の葉が一枚また一枚と宙に浮かび上がり始め、9時ごろには実に150枚ほどにも達して、もはや積み重なった葉の上のほうは見上げても見えないほどになったという。すると、その葉の中から一羽の白い鶴が現れて空高くへ舞い上がり、続いて東の方角から今度は三羽の白鶴が飛来し、そのうち一羽は同じく虚空へ、残る二羽は再び東へと飛び去っていったと記されている。
- 広まり方
- 出典は『日本随筆大成第二期』1973年収録、滝沢馬琴『兎園小説』。
- 地域
- 愛知県幸田町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ