はしらのよなき
柱の夜泣き
国内
物品・機械
- どんな話か
- 木の上下を逆に立てた逆さ柱は、昼は静かでも夜になると泣き声を発するといわれた。
- 細部
- 家を建てるとき、材の根の側を上にして立ててしまった柱をサカサバシラと呼び、忌むべきものとした。この柱は日のあるうちは何ごともないのに、夜が更けると泣くのだという。木を本来の向きに戻すという大工の作法を破った結果が、家の中で毎晩音となって現れるわけである。物言わぬ建材が苦痛を訴えるという語り口で、普請の禁忌を守らせる働きを担っていた。
- 広まり方
- 1990年刊『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』第12編口頭伝承、世間話の妖怪の話の項に見える。
- 地域
- 長野県松本市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ